船井電機は、液晶テレビで有名な企業でしたが突然破産しました。
さらに従業員2000人を解雇したことも大きな話題となっています。
また「船井電機ミュゼ転がし」という言葉が話題となっており、船井電機がなぜ破産してしまったのかと関係があるようです!
〜今回の記事でわかること〜
・船井電機ミュゼ転がしとは?
・船井電機が破産した理由は?
・従業員2000人解雇とは?
船井電機ミュゼ転がしとは?
まず「船井電機ミュゼ転がし」とは?どういうことなのか?
結論、「船井電機が再起を狙ってミュゼプラチナムという企業を買収したが失敗した」ということです。
ミュゼプラチナムは、美容系事業に特化していた企業であり、全国に約170店舗の脱毛サロンを展開して知名度のあった企業です。
船井電機は、新たな事業として、美容機器の製造販売をミュゼプラチナムを通して行うといった戦略だったようですが、ミュゼプラチナムを買収したが、様々な問題が出てきて、失敗したようです。
詳しい破産理由については次に紹介します!
船井電機が破産した理由は?
船井電機が破産した理由は3つあります。
①ミュゼプラチナムの買収
②テレビ事業の衰退
③経営陣の苦悩
にまとめられます。
①ミュゼプラチナムの買収
1つ目は、上記でも紹介したようにミュゼプラチナムの買収をきっかけに破産に拍車がかかったようです。
脱毛サロン「ミュゼ」の顧客データを参考に、ニーズのあった美容機器の製造を狙っていたと思われますが、ミュゼプラチナムには問題があったようです。
ミュゼプラチナムはネット広告費、約22億円の未払いが発覚してしまいます。
この債務は、ミュゼプラチナムを買収していた船井電機にも影響することとなったようです。
合わせて脱毛業界も経営難に直面していたため、船井電機の目論見は失敗に終わったと思われます。
②テレビ事業の衰退
次にテレビ事業の衰退です。
船井電機のテレビは「FUNAI」で有名ですね。
しかし最近では見なくなったのではないでしょうか?
衰退の理由は様々ありますが、主に
・中国製の代等
・ネガティブな口コミ
・価格競争で負ける
と考えられます。
特に一時期は、低価格を売りに日本だけでなく世界的に販売をしていたFUNAIの液晶テレビでしたが、海外の”ハイセンス”や”LG”などのメーカーの台頭により、価格競争に負けて品質を向上することもできなかったことが一番の要因と考えられます。
③経営陣の苦悩
次に、経営陣の苦悩です。
創業者である船井哲良(ふない てつろう)さんの亡くなった後の経営はかなり苦労したようです。
2014年から2017年の短期間で4度の社長交代も行われ、経営が不安定だったこともみてとれます。
またミュゼプラチナムの買収や新たな事業の失敗も船井哲良が退いた後になります。
さらに社内の口コミからは船井哲良さんから後を継いだ経営陣には、会社を建て直す気持ちはなく、資産目当てでの動きが目立つといった声も多く上がっていたようですね。
従業員2000人解雇とは?
従業員2000人解雇の詳細と、その従業員はどうなるのでしょうか?
経営難に苦しむ船井電機は、最後には2000人の解雇を断行しました。
その2000人には最終月の給与が支払われていなかったという情報もあります。
このように考えると、おそらく退職金なども貰えていない可能性が高いでしょう。
各従業員の今後については、このような事態になった以上、船井電機からの再就職の斡旋は難しいでしょうし、自力での転職活動となるでしょう。
まとめ
今回は「船井電機ミュゼ転がしとは?倒産した理由3つと従業員の今後についても!」と題して、船井電機の突然の倒産を調査しました!
大手企業と言われていた企業でも何があるかわかりませんね。
いかに経営状態や、自分のスキルを高めておく必要があるかがわかる一件です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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