毎年恒例の流行語大賞、2024年のユーキャン新語・流行語大賞は「ふてほど」という言葉が選ばれました!
この言葉は、阿部サダヲさんが主人公を演じたテレビドラマ『不適切にもほどがある!』のタイトルを略した言葉になります。
ですが、この「ふてほど」という言葉自体を聞いたことがない・知らないという声が多く、なぜ流行語大賞に選ばれたのか、疑問に思いますよね。
今回は、2024年流行語大賞「ふてほど」の背景について紹介していきたいと思います。
~この記事で分かること~
・「ふてほど」が流行語大賞に選ばれた理由
・「ふてほど」知らないという声が続出の理由
・2024年新語・流行語大賞ノミネート一覧
・「ふてほど」に対するSNSの反応
「ふてほど」が2024年流行語大賞に選ばれた理由は?
「ふてほど」が2024年流行語大賞に選ばれた理由については2つの理由が考えられます。
~流行語大賞に選ばれた理由~
・ドラマ『不適切にもほどがある!』の話題性
・2024年の不適切事案や不適切報道が目立ったこと
理由①テレビドラマが話題になった
理由の1つ目は、やはり今年1月期のテレビドラマ『不適切にもほどがある!』がSNSを中心に大反響を呼んだからと考えます。
阿部サダヲさんが演じる主人公が、1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまい、主人公の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えるというようなストーリー。
昭和と令和のギャップなどをミュージカルシーンも交えて小ネタにしながらも、現在の社会の在り方を考えさせられるようなインパクトのあるドラマでした。
どの世代にも刺さり反響を呼んだことが理由として大きいと思います。
理由②2024年の不適切事案や不適切報道が多かった
理由2つ目は、2024年の不適切事案として取り上げられるニュースや不適切報道が多かったからと考えます。
「今年は、大手自動車メーカーの認証不正、パーティー券収入の収支報告書不記態など、不適切事案が目白押しであった。」と流行語大賞の選考委員の方が述べていました。
「不適切にもほどがある」を略した「ふてほど」。
今年多くの不適切な出来事があったことを受けて、「ふてほど」がふさわしいと評価された可能性がありますね。
「ふてほど」知らないという声が続出の理由は?
「ふてほど」知らないという声が続出の理由を3つにまとめたので紹介していきます。
~「ふてほど」知らない人が多い理由~
・ドラマが高視聴率ではないことから知名度が低い
・『不適切にもほどがある!』を略して使う人が少ない
・若者たちのテレビ離れ
理由①ドラマの視聴率がそれほど高くない
理由1つ目は、ドラマ『不適切にもほどがある!』の視聴率の数字がそれほど高くないため知名度が低いことが考えられます。
全10話放送された『不適切にもほどがある!』の平均世帯視聴率は7・4%でした。
この数字だけ見ると、ヒット作と呼べるほどの視聴率ではないためドラマを観ていない方も多く、「ふてほど」という言葉が普及しなかったとも考えられます。
ですが、今の時代リアルタイムではなく見逃し配信で観る方が多いと思うので、視聴率だけでは判断しづらくなってきましたね。
理由②略して使用していない
理由2つ目は、ドラマ『不適切にもほどがある!』を「ふてほど」と略して使用している人が少なかったから普及しなったと考えられます。
『不適切にもほどがある!』を観ていた方でも、「ふてほど」と略して使用していた方はどのくらいいるのでしょうか。
阿部サダヲさんが、流行語大賞の授賞式に登壇した際に「正直、“ふてほど”って自分たちで言った事は一度もないんですけど」とコメントされていたので、出演者の間でも使われていなかったようです。
ドラマが評価され、話題を呼んだのは事実ですが「ふてほど」と聞いてもピンとこない方が多いかもしれません。
理由③若者たちのテレビ離れ
理由3つ目は、若い世代を中心としたテレビ離れも考えられます。
近年若い世代を中心にテレビ離れが進んでいる中、テレビドラマを観るという人が少なくなりつつあるのが現状のため、「ふてほど」が知られていないのも仕方ないのではないでしょうか。
今回テレビドラマに関する言葉が選ばれたのは、2013年のNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」のセリフ「じぇじぇじぇ」以来、11年ぶりになるようです。
大谷選手のご活躍も今年は大きく報じていたので、「ふてほど」以外にもふさわしい言葉があったのではないかという声も挙がっています。
2024年新語・流行語大賞ノミネート一覧
2024年の「新語・流行語大賞」の候補として挙がったノミネート30はこちらになります。
スポーツや音楽、政治など様々なジャンルから選出されていますね。
ノミネート30のうち、TOP10に選出された言葉は以下になります。↓
2024年「新語・流行語大賞」トップテン(50音順)
●「裏金問題」
〇「界隈」
●「初老ジャパン」
〇「新紙幣」
●「50-50」
〇「ふてほど」(年間大賞)
●「Bling-Bang-Bang-Born」
〇「ホワイト案件」
●「名言が残せなかった」
〇「もうええでしょう」
「ふてほど」に対するSNSの反応
2024年流行語大賞「ふてほど」に対するSNSの反応を一部紹介させて頂きます。
まとめ
今回は『「ふてほど」知らないという声が続出!流行語大賞に選ばれた理由は?』と題して紹介してきました。
毎年恒例になっている流行語大賞ですが、2024年の「ふてほど」は使用している人やそもそも知らないという人が多かったことから、ある意味話題を呼んだかもしれませんね。
今回選ばれたことを受けて、「ふてほど」という言葉を耳にすることが多くなるのでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント