トカラ列島の地震に伴い、SNS上で「トカラの法則」というキーワードが話題となっています。
トカラの法則とは一体何を示していて、過去の地震とどのような関連や関係性があるのでしょうか?
また近年話題となっている、7月5日の大災難予言や、南海トラフ大地震へのリスクとなり得るのでしょうか?気になる部分を調査していきます!
~今回の記事でわかること~
・トカラの法則とは?
・トカラの法則と過去の地震の関連
・7月5日の予言と南海トラフ地震への関係
トカラの法則とは?
「トカラの法則」とは何を示しているのかについて調査しました!
「トカラの法則」の意味
「トカラ列島近海で群発地震が発生した後、数日から数週間以内に日本国内の別の場所で大地震が起こる」という俗説や噂を指します。
トカラ列島は鹿児島県南方の小さな島々で構成され、地震活動がもともと活発な地域であり、2025年6月21日5時ごろから活発化し、6月25日朝の時点で、最大震度1以上の地震は少なくとも100回を超えていると推定されているようです。
トカラの法則と過去の地震の関連
トカラの法則が言われているのは、過去の地震との関連があるからだとSNSで話題になっているので、どのような地震の前にトカラ列島が地震になっていたのか調査してみました!
トカラ列島近海で群発地震が発生した後、数日~数週間以内に日本国内で大地震が発生したとされる代表的なケースを、分かりやすく表にまとめます。
年月 | トカラ列島群発地震の期間・回数 | その後の大地震(発生日・規模) | 備考 |
---|---|---|---|
2011年1月13日~3月7日 | 計27回(有感) | 2011年3月11日 東日本大震災(M9.0、最大震度7) | 群発地震終了4日後に発生 |
2016年4月1日~8日 | 計9回(有感) | 2016年4月14日・16日 熊本地震(M6.5、M7.3) | 群発地震終了6日後に発生 |
2021年4月9日~24日 | 計265回(有感) | その後1ヶ月以内に大地震なし | 俗説が話題に |
2021年12月4日~14日 | 計295回以上(有感) | その後1ヶ月以内に大地震なし | 最大Mj6.1(震度5強) |
1951年以降、トカラ列島近海で複数回の群発地震が89件あり、このうち収束から1カ月以内に国内でM6以上・震度5弱以上の大地震が36件発生しています。
ただし、毎回必ず大地震が起きるわけではなく、因果関係は科学的に証明されていません。
トカラの法則は「経験則的な噂・仮説」としてSNS等で拡散されていますが、専門家は「科学的根拠はない」としています。表の事例は、あくまで「俗説が成り立つ」とされる代表的なものです。
参考情報(南日本新聞):https://373news.com/news/local/detail/147840/
7月5日の予言と南海トラフ地震への関係
現時点で、トカラの法則と7月5日の予言および南海トラフ地震への関係性について、様々な情報を参考にしてまとめてみます!
7月5日の予言との関係
予言と科学的根拠の有無
「7月5日に南海トラフ地震が起こる」という予言や噂がSNS等で拡散していますが、これも科学的根拠は全くありません。トカラ列島の群発地震と特定の日付の大地震発生を結びつける根拠は存在しません。
トカラの法則と南海トラフ地震の関係
科学的根拠はない
専門家や気象庁は、「トカラの法則」と南海トラフ地震の発生に直接的な因果関係があるという科学的証拠はないと明言しています。
トカラ列島の群発地震と南海トラフ地震は、地理的にも震源域が離れており、両者が直結するメカニズムは未解明です。
地震多発地帯としての偶然性
日本全体が地震多発地帯であるため、トカラ列島で群発地震が起きた後に他地域で大地震が発生するケースがあるのは「偶然の一致」とする見方が主流です。
広域的な地殻変動の一部という見方
一部では「太平洋プレート全体のストレス変動」の兆候の一部としてトカラ列島の活動を捉える意見もありますが、巨大地震の前兆と断定できる証拠はありません。
まとめ
今回は「トカラの法則と過去の地震の関連は?7月5日の予言や南海トラフ地震のリスクは?」と題して、頻発するトカラ列島の地震と、過去の地震、また未来の地震について調査をしました!
まとめると・・・
・トカラの法則は俗説に過ぎない
・過去の地震でトカラの法則と一致するものはある
・専門家や気象庁は科学的根拠はないとしている
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント