2024年10月27日衆議院選挙が行われ、自民党の過半数割れという結果でした。
11月11日には特別国会が開かれる予定であり、衆院選を受けた首相の指名選挙が衆参の本会議で行われる予定となっています。
また自民公明が選挙結果で過半数を割り込んだため、1度目の首相指名選挙では、いずれの候補も過半数を獲得しない見通しであり、30年ぶりの決選投票となることも推測されています。
〜今回の記事でわかること〜
・首相指名選挙とは?
・石破氏続投の可能性は?
・野党の動きは?
首相指名選挙とは?
まず、首相指名選挙とは何なのか分かりやすく解説します!
首相指名選挙とは、内閣総辞職や衆院選の後、衆参両院で首相を選ぶ選挙のことです。
投票総数の過半数を得た国会議員が指名され、過半数を得た議員がいなければ、上位2人による多数決の決選投票となります。この際、得票が同数の場合はくじ引きで決めることになります。
過去に決戦投票によって争った代表人物で言うと、大平正芳首相vs福田邦夫首相や、村山富市首相vs海部俊樹首相などが有名ですね!
石破氏続投の可能性は?
次に、首相指名選挙によって、石破氏が総理大臣を続投する可能性について解説します。
結論、石破氏が総理大臣を続投する可能性は比較的高めですが、野党の動きによっては変わる可能性もあります。
その理由として、共同通信社の世論調査によると、石破首相の辞任が「不要」とする回答が65.7%であることが挙げられます。
また内閣支持率は32.1%まで下落したものの、政界再編による新たな枠組みを望む声が31.5%となっています。
一方で、立憲民主党中心の政権を望む声は24.6%にとどまっています。
また、現在までのところ、野党側の結束が見られない状況です。
国民民主党は自民党との政策協議に前向きな姿勢を示しており、10月31日には自民党の森山幹事長と国民民主党の榛葉幹事長が会談を行い、経済対策などについて協議する予定となっています。
このようなことから、石破氏続投の可能性が比較的高いのではないかと推測できます。
野党の動きは?
首相指名選挙において、注目されるのが現在の野党の動きです。
この野党の動き次第では、野党が一致団結して票が集まることで、総理大臣が代わる可能性が高まります。
立憲民主党は野田佳彦代表への投票を野党各党に要請する方針で動いており、野党が結束して野田氏を推す可能性があります。
決選投票になった場合、他の候補者への票の流れ方次第では石破氏が不利になる可能性もあります。
また10月30日国会内で日本維新の会の馬場代表と党首会談を行い、与党を過半数割れに追い込んだ衆議院選挙の結果をうけて、11月11日予定される国会での首相指名選挙で、「私、野田と是非お願いします」と要請するなどの動きを見せています。
このような動きが活発になり、野田氏に投票が集まれば、総理大臣が代わる可能性が高まります。
まとめ
今回は「首相指名選挙どうなる?石破氏続投の可能性や野党の動きをわかりやすく解説!」と題して、11月11日に開催予定の首相指名選挙について解説しました!
残り10日の与野党の動き次第で結果が変わると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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