近年、アップル(Apple ID)への海外からの不正サインイン試行や通知が増えているという報告が、Apple公式コミュニティやSNSなどで複数見受けられます。
なぜこのようなことが起きているのか?実際に要求の通知が来た場合の対処法や確認方法についてもまとめていきます!
~今回の記事でわかること~
・アップル(Apple Account)サインイン要求とは?
・海外からのアップル(Apple Account)サインイン要求が多発している理由
・対処法について
アップル(Apple Account)サインイン要求とは?
Apple(アップル)アカウントの「サインイン要求」とは、
Apple IDに新しいデバイスや通常と異なる場所からログインしようとした際に、Appleのセキュリティ機能によって表示される通知やポップアップメッセージ
のことを指します。
つまり、自分の意図しない状況で、この通知が起こるという事は、普段と異なる場所やIPアドレスからのアクセスがあったときを示すことになるので第三者による不正アクセス等が考えられます。
実際にこのサインイン要求が起こりうるパターンとしては下記の3つがあります。
①自分や他人がApple IDで新しいデバイスやWebサービスにログインしようとしたとき
②普段と異なる場所やIPアドレスからのアクセスがあったとき
③パスワード変更や設定の更新時
①、③の場合は、問題ないですが、②の場合は対処が必要になりますね!
どなたか教えてください!
— haru (@haru38937448) July 11, 2025
海外からアップルアカウントにサインインの要求が来て
もちろん拒否したのですが、これはパスワード抜き取る詐欺なのでしょうか?#Apple account pic.twitter.com/6KxRFv22Jy
海外からのアップル(Apple Account)サインイン要求が多発している理由
近年、Apple IDへの海外からの不正サインイン試行や通知が増えているという報告が、Apple公式コミュニティやSNSなどで複数見受けられます。
実際に利用していない国や地域からのサインイン試行通知を受け取るケースが目立っているようですね!
アップルアカウントに海外からのサインインが多発している理由は主に以下のことが考えられているようです。
パスワード漏えいによる不正アクセス試行
複数のサービスから流出したメールアドレスやパスワードのリストを使い、世界中の攻撃者がApple IDへのログインを試みています。特に、作品投稿サービス「pictBLand」や「pictSQUARE」などで大量のアカウント情報が漏えいしたことが報告されており、そこからの情報流出が影響している可能性があります。
リスト型攻撃(Credential Stuffing)
他サービスで流出したID・パスワードの組み合わせを使い、同じ情報でApple IDにログインを試みる攻撃が増えています。複数のサービスで同じパスワードを使い回していると狙われやすいです。
フィッシングやマルウェアによる情報漏えい
ユーザーがパスワード付きZIPファイルを不用意に開いたり、偽のログインページに情報を入力してしまうことで、アカウント情報が盗まれるケースもあります。
対処法について
Appleアカウントのサインイン要求が海外から届いた場合の対策と確認方法は、次のようにまとめられます。
1. サインイン要求への即時対応
「許可しない」を選択
自分で行った操作でなければ、必ず「許可しない」を選択してサインイン試行をブロックしてください。
通知の記録
不審な通知が表示された場合は、念のためスクリーンショットを撮っておくと後から状況を説明しやすくなります。
2. アカウントの安全確認と強化
パスワードの変更
サインイン要求が不審な場合や心当たりがない場合は、Apple公式サイトや設定アプリからパスワードを直ちに変更してください。
※必ず公式のAppleサイトやアプリからアクセスし、公共Wi-Fiなど不安定なネットワークは避けて行いましょう。
2ファクタ認証の有効化
二要素認証(2ファクタ認証)を必ず有効にし、本人以外のアクセスを防ぎましょう。
iPhone・iPadでの設定手順をまとめておきます!
①「設定」アプリを開く
②画面上部の自分の名前(Apple ID)をタップ
③「サインインとセキュリティ」または「パスワードとセキュリティ」を選択
④「2ファクタ認証をオンにする」をタップし、「続ける」を選択
⑤確認コードを受け取るための信頼できる電話番号を入力
⇒電話番号はテキストメッセージか自動音声案内でコードを受け取る方法を選べます
⑥入力した電話番号に送信された6桁の確認コードを入力
⑦これで2ファクタ認証が有効化され、iPhone/iPadが信頼できるデバイスになります
不明なデバイスの削除
Apple IDの管理画面で、見覚えのないデバイスが登録されていないか確認し、不審なものは削除してください。
3. その他の確認・予防策
VPN利用の確認
自分でVPNを使っていないか確認してください。VPN経由の場合、海外からのアクセスと誤認されることがあります。
フィッシング詐欺への注意
パスワード変更やサインイン要求を装った偽メールやSMSに注意し、必ずApple公式から操作してください。
まとめ
今回は「アップル(Apple Account)サインイン要求が海外からくるのはなぜ?対処法についても!」と題して、多発中の海外からのサインイン要求について調査しました!
まとめると・・・
・Apple IDへの海外からの不正サインイン試行や通知が増えている
・身に覚えのない場合は不正アクセスの可能性がある
・対処法はまず要求を「許可しない」こと
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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